ちょっと変わった後輩のエピソードと付き合い方

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私は現在、後輩指導に悩んでいます。

今回は、私を悩ませるちょっと変わった新入社員さんのエピソードをご紹介していこうと思います。

そしてこの何日か悩みぬいた私が辿り着いた彼女との付き合い方も一緒にご紹介しますので、同じように後輩指導に悩む方へ、少しでも何かヒントになれればいいなと思っています。

この記事でわかること
  • 新人教育、後輩との付き合い方に悩む人は自分だけじゃない
  • ADHDかもしれない後輩とのエピソードと付き合い方
  • 自分の心を守るための対処法

まずは先日、困っていた私が書いたこちらからお読みください。

目次

ちょっと変わった後輩ちゃん【10のエピソード】

話が噛み合わない。

こじか

この現場の見積もりなんだけど、ちょっと珍しい内容だね。報告書にはこう書いてあるけどこれはお客様の要望だったの?

後輩ちゃん

こちらのお客様はとても金額を気にしている方でした

こじか

???…そうなんだ。えっとここの内容なんだけどお客様のご希望??

後輩ちゃん

金額を気にされていたのでこうしたほうがいいのかなって…

こじか

えっと、お客様の希望じゃないってことかな?こちらからの提案?

後輩ちゃん

そうです

わーーー!!!!時間がかかる!!!!

こちらの質問に対しての返答が的外れなことが多いです。そのため、やり取りに時間がかかり、ただでさえ時間に追われている人出不足の忙しい部署なので先輩がイライラしてしまいます。もちろん私も含めて。

これはお客様に対しても返答が遠回しになるため、ご年配の方を何度か怒らせてしまっています。

彼女が遠回しな回答をする度に、「はい」「いいえ」で答えられる質問にはまず簡潔に答えること。相手に深堀されたときに内容を話すと良いことなどを伝えています。

彼女が言っていることの意味が相手に伝わりにくい。

これに関しては原因がふたつあると考えています。

  1. 言葉が支離滅裂で伝えるための順序だてができていないこと。
  2. 過度な敬語を使ってしまうことです。

言葉が支離滅裂で伝えるための順序だてができていないことへの対策

彼女からの質問の内容を理解できないことが多く、やりとりに時間がかかります。最悪、最後まで何を質問されているのかわからないケースもあります。

私たちが困惑しているうちに彼女の中で答えが見つかったのか「あ、わかりました」「え?あ?そう?」なんてことも。

質問するときは、まず【何についての質問をするのか】から言うように促し続けたいと思います。

過度な敬語を使ってしまうことへの対策

前提として敬語が使えるのは良いことです。

敬語を使えているのに注意されるなんて本当に社会に出ると面倒くさいと私も思います。
けれど接客業をしていると過度な敬語は相手に伝わりにくいことがあるので、時と場合によって相手に伝わりやすいよう話し方を変えることが必要です。

特に年配の方にはわかりやすくしてあげないと、相手も疲れてしまうので、相手に合わせて話し方を変えていこうねと。

なかなか治らないため時間をかけて接客業に慣れていってくれるのを待ちたいと思います。

こじか

たまに侍みたいな話し方になっていて、身内で話す分には面白いんですけどね

距離感がつかめていない。空気が読めない。

なんというか、話しかけるタイミングが悪いんです。思い立ったら即☆行☆動!

用事があって早く帰ろうとしている人が、タイムカードを切ったタイミングで話しかけます(笑)

どう見てもめちゃくちゃ疲れている人に質問攻めをしているときには正直ハラハラしました。

後輩ちゃん

質問してもよろしいでしょうか?

社員A

いやー。ちょっと外から帰って来たばかりで疲れてて…

後輩ちゃん

一点だけどうしてもお聞きしたいんです!

社員A

えーーーあーーー。うーーーん。わかったよ

こじか

いやいやいやAさんも新人さんがどん欲に知識を付けようとしているのだから先輩としてそこまで迷惑そうな顔しなくても…!そして後輩ちゃんもすごいな私だったらそもそも話しかけられないタイミングなんだが…!?

このようなハラハラ現場を見かけたりします。

これは私がむしろ敏感すぎるだけで、ありえるやりとりなのかもしれないですね。そうなると彼女がどうこうではなく私の問題かもしれませんが、感覚の違いに戸惑ったりします(笑)

あまりにも人の気持ちを無視した行動をしてしまっていると感じたときには、ふたりきりになったときに【別の行動もできたかもしれないね】と話をするようにしています。

一方的にならないように話し合いを心掛けています。が、ううーん!!!難しいですね~~~!!!

注意したことが治らない。

注意されたことが、簡単なことでもなかなか改善しません。

「クイックルワイパーのウェットシートタイプで掃除をした後は、シートをゴミ箱に捨ててね。次の人が使うときにカラカラになったシートを剥がして捨てる作業ができちゃうよね?そもそも使用済みシートをそのままつけておくのも汚いから良くないかな。自分の家だったら構わないんだけど、みんなで仕事をしているから、周りの人のことを考えた行動をしていくようにしようね」

という先輩の言葉があっても、彼女の清掃後にはクイックルワイパーのシートは使用済みのままそのままになっております…。

むしろ簡単なことだからこそ、何度も言いたくないのでこれが本当に困るかな…。
なんというかこう、シンデレラと意地悪な姉のような感覚になってくるのです。

戸棚や扉を半開きにしないでとか。何度も何度も言いたくないんだ……!!(戸棚に私が頭をぶつける)

人から話しかけられているのに気が付かない。

これも多いです。結構大きな声で言っても気が付かない不思議。ぼーっとしているみたい。

「みんな、集まれー!」のような不特定多数に向けての呼びかけに反射できないのは良いのです。

困るのは名前を呼んでも気が付かないこと。お客様から話しかけられても気が付かないことです。

接客業なので事務作業をしていたとしても、目配せや耳をそばだて、お客様を意識するべきところがうまくできない。

これはまだ新人さんということもあるので温かく見守りたいと思います。

ケアレスミスが多い。

人間である以上、ケアレスミスは出てきます。もちろん私もします。

けれどそれがあまりにも多いかな?という印象です。

  • 見積もりの確認不足…は残業していた時には多くなるけど、それ以外にもちょっと多め。
  • お客様がまだ館内に残っているのに閉館時間になったということで入り口のドアのカギを閉めてしまう。
  • 開店後の留守番電話の解除がきちんとできておらずずっと留守電設定に。
  • まとめている書類の向きがバラバラ。なんならファイルも上下逆さま。
  • チラシの補充をする際に違うチラシを印刷して、しかも補填しまう。

どれも一度や二度ではなく、何度も注意しています。

こじか

ううむ。他の人が気が付いてフォローしているから何とかなっているけれど…。

毎度確認して気がつけるわけでもないですし、なんとか本人に気を付けてもらうしかないです。

デスクが地獄のごとく散らかる。

これは入社した時から、びっくりしていたのですが尋常じゃないぐらいデスクが散らかります。本当に漫画みたいに書類やマニュアル、ゴミその他諸々で山ができます。

丸まったゴミもデスクの上にあったり、飲み物をこぼす頻度も他の人の比ではないです。あと、探し物をしている時間が長くて仕事の効率も悪い。

散らかりきった机を帰宅するときにまとめて綺麗にするのですが10分ぐらいかかります。これも時間が勿体ないです。

また、目の前にあるものすべてを引き出しに詰め込むような片付け方をするときもあるため、共用の備品を机の中にしまい込み、フロアの責任者である私を狼狽えさせた実績もあります。

根気よく、片付けながらの仕事を促しつづけています。

共用のものを元あった場所に、元あった通りに戻せない。

これは地味ですが実はかなり困ります。

前述したとおり、共用のものを使った後に、自分のデスクの一部にしてしまうことがあります。

私のファイルがあったときには笑いましたが、フロアにひとつしかないちょっと大きめのホチキスとか、日報ファイルとかが紛失しては彼女の机周辺から発掘されています。

営業車のカギが売り場にぽつりとフロアに置かれていたのには悲鳴しかありませんでした。

ちゃんと意識しようね!!と伝え続けていきます。

こじか

彼女が入社してから、共用の物が紛失することが頻繁におきるようになりました。そのため何かなくなるとまず彼女に確認する癖が部署内にできてしまいましたね…だいたいそれで解決するからいいけれど…

期限付きの仕事を促してもすぐ忘れてしまう。スケジュールとタスクを頭の中で整理できない。

――――始業

こじか

今日が期限の手動のパソコン更新作業があるからやるんだよ~。マニュアルはこれね。私はもう出来ているから、わからないことがあったら聞いてね

後輩ちゃん

はい

――――午後

こじか

更新忘れないようにね~

後輩ちゃん

はい

――――終業

後輩ちゃん

手持ちの仕事が終わりました。帰れます!

こじか

あれ、パソコンの更新作業できた?

後輩ちゃん

あ!!やります!!

期限付きの仕事を促しても忘れてしまうこと多々あります。別の日には忘れて帰ってしまった彼女の分を私が気が付いて作業してあげるなんてことも…。

これも仕事の忙しさと余裕のなさからくるものかと思うと仕方ないなと思うのですが、余計に私がしっかりしなければと気張ることが多くなりちょっと負担です。

最近は付箋にメモをすることを覚えてくれたので、これからに期待です!
(ただしメモをスルーしたり失くしたりするのはどうしたら…笑)

解決策として、彼女に仕事を振りすぎないようにするという手法をとっています。

つまり先輩である私たちも彼女のタスクを管理できる状況を作るようにしているのですが、これも先輩たちには確実に負担になっているので、徐々に仕事を任せていけるようにしたいです。

こだわりが強い。

こだわりが強い、という表現で良いのかわかりませんがこちらの指示をなかなか聞いてくれない場面があります。

後輩ちゃん

こじかさん、この件をお客様とお話したいのですが、電話をしてもよろしいでしょうか?

こじか

え?あー。いや、この内容はしない方がいいと思うよ。わざわざ電話で掘り返さなくていい内容だから。また来てくれた時にでもお話しした方がいいんじゃないかな

後輩ちゃん

そうでしょうか…でも、した方がいいかなって思うんです

こじか

いやいや、しない方がいいと思うよ。わざわざ今、掘り返さなくていい内容だし、ご年配の方だから電話でお話するより次回来た時にお話しするか、私たちじゃなくて取引先さんから言ってもらったほうがいい内容だよ

後輩ちゃん

そうですか………

その後後輩ちゃん 1時間フリーズ。(ノンフィクション)
その間の接客、電話対応は先輩があたふた!

後に決意したように「やっぱり電話します!」と電話をかけてしまったり、同じ内容を別の先輩に確認したりしています。

そして何人かから同じ指示をされてようやく納得するといった姿も見ているので、数人の貴重な時間を奪うことになってしまうし、そもそも最初に質問されたものとしてはちょっと複雑な気持ちになったりします。

この頻度があまりにも高いので、この件について本人と話もしましたが、今のところは改善の傾向はみられません。ううむ。

こじか

私の指示ってそんなに信頼できないのかな?トラブルになったときに後処理をしないといけないのは先輩たちになるので、なるべく指示に従って欲しいな…。と色々な感情が渦巻きます

以上が新人さんに対して先輩陣が困っている10エピソードです。

毎日繰り広げられる不思議な出来事に振り回され、悩み、色々な人から意見を頂きながら、一週間体調を崩し(苦笑)

そして私の中で彼女との付き合い方に対するひとつの結論を出しました。

悩める後輩の教育と、付き合い方

自分の業務と新人教育に挟まれて疲弊している会社員のみなさん。いつもお疲れ様です。

放っておきたくても、立場上出来ないことってありますよね。わかります。私もそんな状態です。

何かあれば、まず私が上司に言われるので正直自分の身を守るという意味でも彼女と根気よく付き合い続けてなんとか一人前の会社員に育てていく必要があります。(副音声:会社辞めたい)

そこで私はひとつ、彼女と接するときのルールを作りました!!

気が付いたところをすべて指摘していたら、私の身が持ちません!!なぜなら私は人に注意をするのが苦手だから!!相手がしょんぼりすると共感性が無駄に高い自分も一緒にしょんぼりしてしまいます。

注意することでストレスが溜まります。そこで編み出した必殺技。

新人ちゃんと付き合うためのマイルール

注意は一日ふたつまで。

これが私が自分を守るために作ったルールです。ぜひ同じように注意することに疲れ果てたみなさんに試してみてほしい。

ふたつ以上は何か気が付いてもスルーすることにしました。もちろん、教えなければならないことは教えるし、質問もしてくれれば何でも答えます。

ただその、クイックルワイパーのシートがつけっぱなしとか、掃除で使った道具が出しっぱなしとか、机の上に物が出しっぱなしのまま休日に入るとか、扉が半開きとか、備品補充ができていないとか、そういう細かいことを注意するのはとにかく一日、ふたつまで。

このルールは同僚とも共有しており、私が上限までいったら同僚にバトンタッチすることにしました。頼れる仲間がいるので頑張れます。

後輩ちゃんと私のふたり勤務の時はね、スルーして私がやっちゃう!!決めた!!

そのほうが気持ちが楽だから!!

こじか

Twitterで色々意見を貰い、なんとか、あまり構いすぎないようにする方向に気持ちが落ち着きました。私の身を守るためでもあるし、彼女を追い詰めないためにも。

また、【私は先輩ではあるけれど彼女は私と同じ給料を貰う会社員】という考え方を教えて頂き、それも私の中では目から鱗でした。
やってあげなきゃ!助けてあげなきゃ!なんとかしなきゃ!という気持ちが大きかったので…。

新人教育担当のみなさん、どうか身体と心を大切に。
通常業務と新人教育の両立は本当に骨が折れます。

信頼できる上司や人事がいてくれればいいんですけれどね(遠い目)

私はこの後、またパートタイマーを補填すると人事から報告がありました。

パートさんか…。

ほぼトラウマでしかない言葉なんですけど、ちゃんとした人が来てくれたらいいなと思います。まあ変な人でもその時はブログのネタにしちゃいますけどね!

最後までお読みいただきありがとうございます。

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