社畜OLのこじか(@kozikalife)です。
少女だったあの頃は、まさか自分が30歳過ぎて独身でいるなんて想像もしていなかった。大人になったら運命の相手が現れて、恋愛イベントが起きて、自然に結婚に至るものだと思っていた。
学生時代に運命の相手に出会えないまま社会に出ると、会社と自宅の往復をすることになることも珍しくない。
出会いなんてあるはずないし、婚活アプリも「ネットは匿名世代」のせいか、いまいち信頼できない……。
彼氏がいない状態が長く続くと、「ずっとこのままなの?」と気が滅入ったり、「ひとりって楽ちん~」と独身を気楽に満喫してみたり。「22歳には結婚して…24歳に子どもを産んで…」なんて思春期の頃に思い描いていたのが懐かしい。
同じ状況の友人と話すと「私も!もう結婚してると思ってた!」と共感を呼ぶこの感覚はきっとアラサー独女あるあるなんだろう。
私は今、叫びたい!!
アラサー独身女は生きにくいぞーーーー!!!!
親や親せきの圧力を感じる
デキちゃった婚をした友人を「あちゃ~」と思って見ていた20代前半。今となっては彼女たちが羨ましい。そのぐらい、親や親せきからの「結婚まだ?」の圧力がすごい。
田舎には「結婚して子どもを育てている女性は偉くてすごい!」そんな雰囲気すらある。独女が仕事をどんなに頑張っていても、誰も褒めてくれないのに。
そして未婚女性に向かって親・親せきが唱える超強力攻撃魔法が痛い痛い。
「あなた、結婚しないの?」
…そんなことは誰より自分が聞きたい!!
結婚は、一人でできることじゃないから“する・しない”なんて自分だけで決められない。
今すぐにどうしようもできないのに、そんな質問されても正直困る。
困るけれど、私は大人。ぐっとこらえて「するかもしれないし、しないかもしれない…」と曖昧に返すことしかできない。
住まいが田舎であればあるほどにやはりその圧力は間違いなく強いと言えるだろう。(なんなら近所もうるさい)
デキ婚でもお見合いでも恋愛でも、きっかけなんて何でも良いんだ…!!結婚さえすれば、このプレッシャーから逃れられる…!!(げっそり)
そんなふうに思いながら毎日を過ごしているから生きにくい!
でも結婚後は、子どもはまだ?とか、子どもができたら仕事復帰は?とか色々言われるんでしょう~!ひぃー!
それどころか他人のおっさん(おばさん)からも言われる
そう。親、親せきどころじゃない。
「なんで結婚しないの?」なんて、大きなお世話なことを他人であるおっさんに言われる。
「お局さんになっちゃうね~」「ひとりで何でもできるから男の人が必要ないか?ガッハッハ!」…のように、仕事を頑張っていることすら、馬鹿にされた気分になるときもある。
どんなに仕事を頑張っても、女性が評価されることは少ない。
仮に会社や上司から多少評価されたとしても、それは周囲の「結婚は?」「子供どうするの?」「このまま一生一人でいいの?」というノイズにいともたやすくねじ伏せられてしまう。
結婚に夢を見れるほど純情でも乙女でもないお年頃
アラサーにもなれば、ある程度の酸いも甘いも知ったお年頃。
友人の結婚式を見届けて、結婚生活の愚痴を聞き、義理の実家との煩わしい関係を聞き、場合によっては離婚に至るまでの話までも聞いてきた。
また、悲しいことに家庭のある男性からアプローチを受けることも一度ではなく…。
悟るよね。
結婚すれば絶対に幸せになれると信じてやまない、純情な乙女だった自分はもういない。
運命の相手にうっとりと夢見ることができなくなった私たち。気が付けば、結婚したいのかしたくないのかすら分からなくなっていた私たち。
………生きにくい。
もちろん、幸せになってる人たちがたくさんいるのもわかっているんだけどね…!
出産のタイムリミット
アラサー女性に付きまとう出産のタイムリミット。
「産む? 産まない?」
アラサー女性はこの「年齢で区切られる」という、自分にも周囲にも非常にわかりやすい現実が見えはじめてくるお年頃ゆえに思案に暮れることとなる。
そして一緒に突き付けられるのは、「仕事を続ける? 諦める?」である。両立の難しいこのふたつを、選ばなければならない。
おわかりいただけるだろうか、この生きにくさ。
自分自身の目の前に迫りくる選択肢をどちらも諦めることができないし、妥協することもできない。しかし考えたところで、一長一短で決めることなんてできない難題である。
結婚した友人との付き合い
自分が独身の場合、結婚出産した友人との付き合いにも悩みごとのひとつだ。
女性は一生の間にライフステージが人によって大きく変わる。
- 独身で仕事とプライベート頑張るステージ
- 結婚して旦那さんと一緒に家庭を作るステージ
- 妻として母として家族のサポート役になるステージ
もっと細かくわけることもできるが、ざっくりでもこのライフステージの違いをお分かりいただけるだろうか?
どんな学生時代からの親友同士でも、このステージが変わることで疎遠になりやすい。
だって会話の内容全然変わるんだもの!!
私は仕事のグチ、別の子は旦那さんとの新婚生活の惚気、また別の子は子育ての悩み…
奇しくも親友同士だからなんとか会話になるものの、女性は共感の生き物。そのうち物足りなくなってくる。
また、お茶をするにも、飲みに行くにも、既婚友人の誘いにくさときたらない。めっちゃ気を遣う!
結局自分のライフステージと同じ友人と一緒にいて、共感に浸るのが心地よいということで、結婚出産した友人とは年に数回会うだけになるのだ。
ちょっと寂しい…
既婚女性を支える立場になりがち
既婚女性は急な残業や出勤は家庭を理由にすれば免除されることが多い。
子どもがいるということで産休や時短勤務に入った既婚女性たちを支えているのは、独身女性たちの残業であることが多い。
もちろん務める会社によりその待遇は変わると思うが、私は中小企業と大企業と勤めたがどちらも独身女性が犠牲になっていた。
急な早退も「子どもが熱を出して…」なんて言われたらもちろんどんな繁忙期だろうと笑顔で送り出さねばならない。
「毎日の夕飯のメニュー考えるのが大変」「旦那さんが私より早く帰っているのにご飯の用意をしておいてくれなくて大変…」「子どもが夜泣きして眠れていない」ect…
そんな【家庭があると大変アピール】をする人も中にはいるわけで、独女たちも自分のプライベートな時間を犠牲にしてカバーしているのにそれについての労わりはなし。
「そんなに大変ならなんで結婚したの?」と問いたくなる気持ちをぐっとこらえて彼女たちの話を聞き、有事の際には「大変だね。早く帰って」と言わなければならない。
ちくしょー!同じ給料で働いているんだから、あなたの家庭の事情はあなたで解決して、とにかく仕事をしてくれー!
やっと働いて手に入れたお金と時間で、癒しを求めてエステに行こうとしていると話したら、「いいなー自分にお金が使えて…。結婚すると自由にお金が使えなくなるから羨ましい…」とまた面倒くさい返事が…。
いやいや!私も奮発してのご褒美ですよ!
とはいえこれは社会のしくみの問題で、既婚も独身も両方苦しんでいるのはわかっているのです。
女性のライフステージの変化に柔軟に無理なく対応できる社会になって欲しい…。
年下男子と年上男性との距離感が微妙
社会にでて月日が経ち、アラサーともなると新卒の年下男子が入社する。
「若いというだけでどんな子でもカワイイ」という40代、50代のような成熟した精神を持ち合わせないアラサー女子。
年下男子から感じるのは「可愛さ」ではなく「未熟さ」「頼りなさ」「ヘタレ感」…。
男性への寛大さにかける私たちは、その姿にうんざりしてしまうこともある。年下を無償で可愛がれるほどの器量はまだ、ない。
では、年上男性はどうだろう。包容力という言葉に目がくらみ付き合ってみたものの…「年上だからって人として素晴らしいワケじゃない」と経験したり、話に聞いたり…。
結局、年下男性と年上男性のどちらに対しても、中途ハンパな私の年頃が邪魔をしてときめくに至れない!
うーん!自分て可愛くない!
老後への漠然とした不安
結婚したら一生幸せになれるワケじゃないとわかっている。
わかっているけれど「結婚すれば幸せになれるはず」という国をあげての思い込みに勝てるわけもない。
漠然と、このままだと老後は孤独になるのだろうか?という不安に襲われてみたりする。
現在ではなく未来に意識を向けることは幸福度を下げる行動の最たるものらしいが、考えざるを得ないのがアラサー女子なのだ。
行動、決断を常に迫られている
- 恋愛優先!いつでも恋をしていたい!
- 結婚して、大切なパートナーと支えあって生きていきたい…
- 子ども大好き!出産後に良妻賢母として頑張ります
- 仕事一筋!バリキャリを極める!
自分の人生の進路を決めてしまえれば楽なのに、どっちつかずの微妙な若さと、これまた微妙な経験値が足枷になって簡単に決断ができない。
こんなに中途半端な年齢があるだろうか…。
中途半端なのに周りから見たらもうしっかり大人だから、この“宙ぶらりん”を許してもらえない。きっと、これこそアラサー独女が抱える「生きにくさ」の正体に違いない。
そう。私たちは、周りが思うほどきっと大人になりきれていない。
そんなアラサー独女が焦燥感に打ちひしがれがちなのは、まだ“宙ぶらりん”状態なのに“そろそろ決断しなきゃならない”年齢だから。
そして決断をするべき時なのに、今の生活を捨てらる勇気もなければ、きっかけになるイベントも来ない…!!(良く言えばちょー平和)
ほら、生きにくい。
周りから見えるほどに、私たちは強くないのです(たまに暗い部屋で月明かりに照らされてしょんぼりしてるのです!!)
まとめ
多様な生き方が認められ、選べるようになったからこそ、個々の悩みや生きづらさも増えているのかもしれません。
何を選んでも後悔することはあるだろうし、それがわかっているからこそ迷いも捨てきれないのでしょう。
ずっとずーーーーっと、決断を先延ばしにして見て見ぬふりして、とりあえず目の前の課題に必死に打ち込むアラサー独女たち!!
嗚呼、アラサー独女は生きにくい!!
結婚したらしたで、めちゃくちゃ大変なんだろうなぁ…。生きてるだけで偉い!って誰か褒めてくれないかなぁ…
コメント
コメント一覧 (4件)
こんばんは、まつぼです!
突然のブログコメント失礼します…でもあまりに共感してしまって…!
こじかさんとは仕事以外の部分もすごく似てるんだなぁと、今回の記事を読ませていただきました。
先日30歳になったところなので、もう一文目から引き込まれて引き込まれて…!笑
我々世代?はもはや夢見て結婚したいんじゃないんですよね。
もう私は世間の目から逃れるために、結婚のステータスだけほしいんじゃないかなぁとクズな考えがよぎっています。笑
結婚は結婚の、独身は独身のメリットデメリットがあるのは重々承知ですが…やはり色んな場面で家庭を免罪符にされてる気がしてしまうんですよね!
そして旦那さんや子育ての愚痴も、遠回しなマウントに聞こえてしまう自分に嫌気がさします…。
ほんと見た目だけ大人になり、中身は未成熟だなと痛感する日々…。身動きできぬ。笑
でも、なんだかんだおひとり様が好きだし、都合の良いときだけ人といれる今を謳歌しているのかもしれません。平和最高!笑
全くまとまりませんが、アラサー独身女性もたくましく生きましょう…!ってことで!
そして来たる大事な局面で、それぞれが望む最高の選択ができるといいですよね…えへへ…。
まつぼさん、こんばんは!コメントありがとうございます!
ちょうど「こんな痛々しい記事書いてしまった……叫びたいと思っていたけどいざ文字にすると誰にも読まれたくない!」という微妙な気持ちになっていたところでした(笑)
だから共感頂けてとても嬉しいです!!!!(とても大きな声)
そうなんです。たぶん、結婚に憧れて恋愛が好きな女性たちはもう結婚しているんですよね。
私自身、結婚よりも別のものを選択して生きてきた自覚もあるし、後悔もしていないんですけど、仰る通り世間の目がそれなりに気になって…!
周りを黙らせるステータスとして「結婚してぇな…」って呟くときなんて多々あります(笑)もうしっかりクズです。
やっぱり感じますよね~~~~。職場で見かける独女と既女の見えない溝問題……。
確かに遠回しなマウントにも聞こえますね!なるほどだから嫌な気持ちになっていたのか!(鈍感)
私も平和を愛しておひとり様を満喫しながら、生理前にホルモンバランス崩れまくって急な落ち込みと焦燥感に潰されそうになっています。
毎日未熟な自分との向き合いですが、たくましく、自分らしく前に進めたらいいですね…!楽しく平和に生きましょう♪
こじかさん、こんばんわ!
男ですが、すっごい共感してしまったのでコメントしちゃいました。
女社会ってなんだか大変ですね…。
結婚しないの?と聞いてくるのは、女性に聞かれるケースが多いのではないでしょうか。男でもありますが、一度聞かれたら、割とそれっきりなことがほとんどなのですよね。まあ基本、聞かれません(笑
女性ってそれだけ世間体と気にしたり、結婚するのが普通だと思われがちです。聞いてくる人も自分の保身(世間体)を気にしてのこと…なんて考えてしまいますw
アラサーになると、選択しないといけないので、難しいですね。
なるようになるしかありませんが、くれぐれも変な男に引っかからないようにしてくださいw
てしやんさん、こんばんは!コメントありがとうございます!
共感頂けて、しかも男性の方にコメントまで頂けると思っておらずとても嬉しいです。
男性は男性で「男らしくあれ」とか「大黒柱」とか「男としての責任」とか生きにくいワードが付いて回るものと思います…!!
女性には女性特有のついて回るワードがあって、それが「結婚」「出産」なんですよね…。あれ、人間社会って本当に生きにくいな…(笑)
結婚のことを聞いてくるのは男性が多い印象です。特に中高年男性は女性は結婚してこそ幸せという世代なのか、本当に多いですね(苦笑)
なるほど、聞いてくる方も自分の世間体を気にしているのですね…そうなのかもです…。
ご忠告、ありがとうございます!w
気を付けないとと思いつつ…そこで引っかかってしまいがちなのもアラサー独女あるあるなんですよねぇ…(´;ω;`)ウゥゥ
自分なりの幸せを見つけたいところです!!