魅力的なキャラクターたちの成長と名言を紹介!~勇者を支えた名もなき勇者たち編~【ダイの大冒険】

  • URLをコピーしました!

ダイの大冒険にはダイたちアバンの使徒を支えてくれたキャラクターがいます。

また、先代勇者であるアバン先生を支え、その弟子を支えてくれた人たちがいます。

そのあまりにも魅力的な、勇者を支えた勇者たちから特に大好きなキャラ5名を名言とともにご紹介します!

こじか

以下からネタバレあります!ご注意ください!

目次

ダイの大冒険、勇者を支えた名脇役をご紹介

ノヴァ

初登場時のウザさでは個人的にナンバーワンのノヴァ。

北の勇者と呼ばれる彼は登場初期「真の勇者はこのボクだ。ダイなんかじゃない」とダイに強く嫉妬していました。

ダイたちを「自称・勇者のパプニカ御一行と嘲笑を浮かべたり、ダイを「チビ助」と見下し、実力はあるものの当初は単独行動が目に付くことからレオナと読者の怒りをかっていました。

魔王軍襲来による自国陥落時にはノヴァ自身は遠征中だったため、自分さえいれ魔王軍を退け国を守ることが出来たと考えたいのはわかります。

こう、期待を一身に背負って頑張っていたんだよね…わかるよ…。

それが彼を驕りに驕らせ、なまじ才能があったせいで無敗のままハドラー親衛騎団と戦うことになったのは不幸としか言えません。

しかしそんな彼もハドラー親衛騎団に敗れたことで弱さを知り、ダイと共に修行するうちに力量の差を知って志を改め、以降は後方支援に徹します。

己の力量が計れるようになってはじめて人間は成長できるのですよね。

最終決戦前にダイの修業に付き合ったり、最終決戦の地まではいかないものの、地上の戦士たちを先導して勇者ダイを支援する役割を果たしました。

多勢に無勢の状況であるにもかかわらず魔王軍の雑兵や魔界の強豪モンスターを打ち倒し続け、最後には命をかけて超魔ゾンビとなったザボエラに立ち向かうことで、その場にいる人たちに「勇気」を与えようとしてくれました。

「…ボクは…あの時はじめて知った!真の勇者とは自らよりもむしろ…! みんなに勇気を沸き起こさせて くれるものなんだ と……!!」

敵を倒すためではなく、命を賭して戦うその行動が皆に「勇気」を与えると考えた彼の行動に、全米と私が号泣します。

というか、ここから先のロン・ベルクさんの一連と、ノヴァがロン・ベルクさんの鍛冶師としての弟子になるところまでずっと号泣。

ピラァ・オブバーンの黒のコアもボロボロになりながら凍らせてくれていました。この頃にはもうノヴァが大好き!!!!

彼がいなかったら地上は消滅していたに違いないです。ウザイって思ってごめんね、ノヴァ。

ロン・ベルク

鎧の魔剣や鎧の魔槍、ダイの剣を制作した「伝説の名工」として知られる魔族。

そして剣技も魔界随一の腕前の後半にいきなり登場する作中きってのチートキャラです。

そのあまりの異才ぶりに、せっかく剣を作っても使いこなせる剣士がいないと不貞腐れて酒におぼれていました。

天才すぎるのもまた生きにくいのだなということを彼は教えてくれます。(マトリフ師匠もそうだけど天才と孤独はつきものなのかも…)

自身の技術と作品に関しては絶対の自信を持っており、ダイがロン・ベルクさん作の「ダイの剣」に傷を付けた際には非常に機嫌が悪くなっていました。

これに関しては275年も生きているのに結構感情が豊かというか子どもっぽいな…と思ったり(笑)

それでいて博識で強く、なにより最終決戦に用心棒として参加してくれる気概もある。うん、とても魅力的なキャラクターです。

ノヴァが命をかけて、超魔ゾンビザボエラに立ち向かっていった際に、ノヴァの攻撃を自身の身体を使って止めてくれて、

「たとえ 流れる血の色は違っても… オレたちの生命の価値は同じだっ…!!」

と言ってくれたところで鳥肌。

そうです先ほどから私が号泣し続けていたシーンです。熱い。

ここで戦っているすべての人が勇者だ。勇者に違いないと思いながら読むのです。

ノヴァの行動を目の当たりにして感銘を受け、自身の全力を出して二刀流で闘い、全力を出すことで両腕が使い物にならなくなってしまいました。完治までに70年…長い(泣)

武器も作れなくなってしまったけれど、ノヴァを弟子にしてくれてすごく嬉しかったです。

なんかこう、天才ゆえに孤独になった人がちょっと不出来な弟子をとって愛情を注いでくれるの好きなんですよね…。

すごくお互いのためになりまくってるところが尊いなと思います。ポップとマトリフ師匠とかね!

マトリフ

勇者アバンの仲間だった魔法使い。世界最強の呪文使いと豪語し、魔法使いの呪文のみならず僧侶の呪文をも操る「賢者」と言える存在ですが本人は断固として賢者とは名乗りません。

本人いわく「言葉面が気にいらない」「いかにも偉そうで性に合わない」「ドスが効いていない」とのことで自ら「大魔道士」という誰が聞いても恐れ入るような肩書きを考え出し、名乗っています。

登場時は不良で偏屈でスケベな人。というあまり良い印象ではありませんでした。

乱暴で口の悪い毒舌家でもあり、ポップ曰く横暴が服を着て歩いていると言っていましたが、本当にそんなかんじ。

この人もあまりの有能さに他の人間から嫉妬され冷遇され、人間に嫌気がさして孤島に移り住み洞窟に一人こもって生活していました。(人間て本当にもう…)

しかしかつての戦友であるアバン先生の訃報を知り、ダイたちに手を貸してくれるようになります。

特に魔法使いであるポップの未熟さに見かねて彼の師匠となり、スパルタ教育の末、魔力はもちろんポップの精神的な成長にも多大な影響を及ぼしました。

「よく覚えてとけ魔法使いってのはつねにパーティーで一番クールでなけりゃならねえんだ 全員が カッカしてる時でも ただ一人氷のように冷静に戦況を見てなきゃいけねえ…」

これは名台詞ですよね。魔法使いとはどんな役割なのかをポップに教えてくれた台詞です。

この教えが後半戦のポップを本当に頼もしいものにしてくれました。

どんなに強大な敵が相手でも常に冷静に戦えるポップはもはや最初の頃とは別人!!

その後はポップの相談に乗る事も多く、最終的にはポップの事を「自慢の弟子」と呼び、半ば実の子どものようにも思っている言動もあります。泣いちゃう。

「オレにはおめえの悩みが見当つかねえ… 今までただの鼻タレだと思ってどやしまくっていたガキが とうとうそんな次元までたどりついたのかと思うと 妙にうれしいやらさびしいやら… なんだかむずがゆい気持ちになっちまった オレにゃあ女房も子供もいなかったが 子を持つ親の気持ちってやつあ こんなもんなのかもしれねえなあ…」

洞窟にこもっていたおじいちゃんが…ここにきて弟子と一緒に精神的成長をする…あんなに不良だったのに(笑)

師匠たちにも成長の伸びしろがあるのはこの作品の本当に素晴らしいところだと思います。

人間、いくつになっても出会いとか環境の変化で成長できるものなんですよね。

そしてマトリフ師匠は何と言ってもダイの大冒険で最強の呪文メドローアの生みの親。

両手にヒャド系呪文とメラ系呪文を出して弓矢のように放つあのポーズ。アバンストラッシュぐらい真似したいの私だけでしょうか!?マトリフ師匠もカッコイイなー!好きだなー!

チウ

空手をするおおねずみのチウ。(ちょっと何言ってるかわからないですね 笑)

初回登場時は、まるで初期のポップみたいに実力を顧みない発言が多く非常に面倒くさいキャラクターでした。

きっと人間と言えばブロキーナ老師とマァムしか知らなかったこともあり、井の中の蛙大海を知らず状態だったのだと思います。ん?井の中の鼠…?

元々は悪い魔物で村で暴れていたところをブロキーナ老師が捕まえて徹底的に体質改善を行った結果、魔王の邪悪な意思を跳ね返せる強い心を持ち人間の言葉を話せるようになったそうです。(というかブロキーナ老師すごすぎる)

ただ、人間の格好良いところにばかり憧れていて格好付けてばかりいたため、3年間修業してもまるで上達せず、後輩のマァムにもあっさり追い抜かれてしまいます。

しかしダイたちと出会った後に勇気を奮い起こし、強敵になりふりかまわず身を捨ててぶつかることにより殻を破り成長しました。

見栄を張る癖はありますが、成長してからはただの見栄ではなく、仲間や部下を守るために自己犠牲をも厭わない勇気の現われとなっていました。

なんと言っても最終決戦の地であるバーンパレスまで一緒についてきているし、ミストバーン戦では飛んできた瓦礫からからヒュンケルを守ってくれました。

ヒュンケルですら「まさかお前に助けられようになるとはな…」と言うほどに。読者もびっくり!

非力で攻撃役として戦闘に参加できなくとも、その身を挺して仲間を守ったり、言葉で励ましたりと自身の役割をしっかりと勤めてくれていました。

モンスターの身で人間に混じっても自然体で振舞う彼に、ダイは「(純血の)人間でないと悩んでいた自分が小さく見えた」と言い出生に関する葛藤を解くきっかけをもらったり。

リーダーシップが取れるねずみとして獣王遊撃隊を率いていきます。

甦ったヒムにはハドラーの遺志が宿っている。言葉では説明できないがそれを信じたいと願うヒムに、チウは隊長として力強く言い切ります。

「ぼくもそう思うぞっ!ヒムちゃんっ!!!…悪に奇蹟は起こらないっ!!キミは正義の獣王遊撃隊第12号だから…それでいいのだっ!!」

この台詞の後の仲間たちの優しい顔!言われたヒムがちょっと泣きそうになりながら、「ありがとうよ…隊長さん」っていうシーン大好きです。

ダイやヒムだけでなく、フェンブレン戦ではバランの心まで動かしているチウを見てほしいしアニメで見たい!最初あんなにうざかったのに!笑

ブロキーナ

アバン先生と同じく、能ある鷹は爪を隠すタイプの人。

「拳聖」と謳われた、世界最強の武闘家だが一見は変なおじいちゃん。

武闘家に転職したマァムに武神流拳法を授けてくれました。マァムとチウの師匠です。

マァムを追ってチウが旅立った後は、布袋を被った変装で「ゴーストくん」や「ビーストくん」となって弟子達を見守ってくれます。(変な人だ…)

基本的に真面目なのかとぼけているのかわからないお茶目なジョークを言ったりしますが、弟子を可愛がりここぞというときに声をかける姿はやはりかつてのアバン先生の仲間だと感じられます。

「最初からカッコイイ人間などひとりもいない ここにいる誰もがそうなのだ 自分の壁の限界に 真正面から衝突した者のみが成長できる…」

「名声は後からやってくる 最初から求めてはいけない」

カッコつけることばかりを考えているチウに優しく教えてくれた老師…カッコいい!!シブい!!

最終決戦では本気を出したミストバーンを圧倒するほどの実力を見せてくれます。

「ほんの一瞬だけで良い…! あの日の力よ甦れっ! 今再び 次なる世代を救うために…!」

年齢のこともあり全力で戦える時間に制限があること、全盛期のように身体が動かないことに歯がゆさを感じながらも、今の出せる全力で次代を切り開こうとする老師…。

シンプルにカッコいいです…!!

まとめ

以上、ダイの大冒険にて~勇者を支えた名もなき勇者たち編~でした!

勇者と呼べるキャラクターがたくさん出てくるダイの大冒険で、特に私が大好きなサブキャラクターの5名をピックアップしました。

5名とも個性的で、技も心も強くとても頼りになります。

ダイたちばかりにスポットライトが当たるわけではなく、こういったキャラクターにも活躍の場を与え、成長の過程を丁寧に描いてくれるところが名作たる所以ですよね~!

ダイの大冒険では師弟関係がとても大切に描かれています。

アバン先生とアバンの使徒はもちろんですが、ポップとマトリフ、マァム・チウとブロキーナ、ノヴァとロン・ベルクなどで描かれます。

師弟関係って、血は繋がっていないけど愛情をもって育ててくれるし、見守ってくれるじゃないですか。それって、すごく素敵ですよね。

しかも弟子から師匠が逆に教わることもあったりするんですよ!なんてすばらしい関係!

アニメでその師弟関係がどのように描かれていくのかとっても楽しみです!

最後までお読みいただきありがとうございます。

ランキング参加中です。\ブログランキング・にほんブログ村へ/ 

PVアクセスランキング にほんブログ村

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次